●前夜のことば
李孝徳 記憶に出会う
●詩&エッセイ
ジャニス・ミリキタニ(訳・実村文) 沈黙を破って/沈黙を脱ぎ捨てて
●詩&エッセイ
中里友豪 記憶と想像
●緊急座談会
梅林宏道 河辺一郎 金東鶴 日本外交の暴走を止めよ――北朝鮮ミサイル実験をめぐって
高橋哲哉 いま、〈靖国〉の何が問題か
●特集 移動と記憶
新川明 反復帰論と同化批判――植民地下の精神革命として
新城郁夫 『人類館』断想
屋嘉比収 自らの内側を穿つ思想――新川明の「反復帰」論
●インタビュー
ヤミナ・ベンギギ 「移民の記憶」――マグレブ移民のルーツを辿って
●論考
森千香子 「ボクサー」と「詩人」――在仏アルジェリア移民の記憶と音楽の位
関口義人 屹立し、断絶するジプシーの音楽
徐京植 母語という暴力――尹東柱を手がかりに考える
飯島みどり 祖国(ユートピア)への旅――アルゼンチン・映画と亡命
中西新太郎 移動を強いる権力への逆襲 社会の夜の探訪 ミステリー再読7
●再読・三読
ロナルド・ススム・藤好(解題・李恩子) 日本の同化政策と管理政策
●前夜映画評
米山リサ 『ピクチャー・ブライド』
木下昌明 『イゴールの約束』
実村文 『ウエスト・サイド物語』
●前夜書評
山口響 『グローバル経済と現代奴隷制』
高和政 『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』
清末愛砂 『からゆきさん』
須永陽子 『朝鮮植民者』
●インタビュー
フランツ・ミュラー 元・白バラメンバー (聞き手・徐京植 菊池恵介) 白バラ抵抗運動の記憶
*論考 クリスティーヌ・フェレ (訳・郷原佳以) 民族の名のもとに――ドイツの曖昧さについて
●前夜インタビュー
ヴィクター・マトム (聞き手・萩原弘子) 南アフリカ 写真による闘い
●前夜リレーエッセイ
池田逸子 スペイン 死してなお生き続ける人たち カザルス、ロルカ、ホセ、ファリャ
●追悼特別掲載
劉進慶 「戦後」なき東アジア・台湾を生きて
駒込武 はじめに
●『黄海文化』『前夜』共同企画
金明仁 鄭根埴 高橋哲哉 中西新太郎 日本と韓国――二つの国家、差異と連帯
●連載
中野敏男 植民地主義批判と朝鮮というトポス 「日本の戦後思想」を読み直す8
宋連玉 凍結された悲しみ 黄庚任さんの解放前後史 近現代を生きた朝鮮の女性たち9
君塚仁彦 殺された場所と生まれた場所 東北アジア・「歴史を逆なでする」博物館9
金惠信 植民地主義のイコン8
●小説
ガッサーン・カナファーニー(訳・解題 岡真理) ハイファーに戻って1
目取真俊 眼の奥の森 第9回
●前夜ブックガイド 「移動と記憶」
●前夜映像ガイド 「表現の獲得」
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