破局前夜が新生前夜となる
戦争前夜が解放前夜となる
その希な望みを、私たちは棄てない。

特定非営利活動法人 前夜
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06/9/12   English  Korean
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季刊『前夜』9号 (2006年10月1日発売) 注文受付中!

特集  移動と記憶

●前夜のことば

李孝徳 記憶に出会う

●詩&エッセイ

ジャニス・ミリキタニ(訳・実村文) 沈黙を破って/沈黙を脱ぎ捨てて

●詩&エッセイ

中里友豪 記憶と想像

●緊急座談会

梅林宏道 河辺一郎 金東鶴 日本外交の暴走を止めよ――北朝鮮ミサイル実験をめぐって

高橋哲哉 いま、〈靖国〉の何が問題か

●特集 移動と記憶

新川明 反復帰論と同化批判――植民地下の精神革命として

新城郁夫 『人類館』断想

屋嘉比収 自らの内側を穿つ思想――新川明の「反復帰」論

●インタビュー

ヤミナ・ベンギギ 「移民の記憶」――マグレブ移民のルーツを辿って

●論考 

森千香子 「ボクサー」と「詩人」――在仏アルジェリア移民の記憶と音楽の位

関口義人 屹立し、断絶するジプシーの音楽

徐京植 母語という暴力――尹東柱を手がかりに考える

飯島みどり 祖国(ユートピア)への旅――アルゼンチン・映画と亡命

中西新太郎 移動を強いる権力への逆襲 社会の夜の探訪 ミステリー再読7

●再読・三読

ロナルド・ススム・藤好(解題・李恩子) 日本の同化政策と管理政策

●前夜映画評

米山リサ 『ピクチャー・ブライド』

木下昌明 『イゴールの約束』

実村文 『ウエスト・サイド物語』

●前夜書評

山口響 『グローバル経済と現代奴隷制』

高和政 『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』

清末愛砂 『からゆきさん』

須永陽子 『朝鮮植民者』

●インタビュー

フランツ・ミュラー 元・白バラメンバー (聞き手・徐京植 菊池恵介) 白バラ抵抗運動の記憶

 *論考 クリスティーヌ・フェレ (訳・郷原佳以) 民族の名のもとに――ドイツの曖昧さについて

●前夜インタビュー

ヴィクター・マトム (聞き手・萩原弘子) 南アフリカ 写真による闘い

●前夜リレーエッセイ

池田逸子 スペイン 死してなお生き続ける人たち カザルス、ロルカ、ホセ、ファリャ

●追悼特別掲載

劉進慶 「戦後」なき東アジア・台湾を生きて

 駒込武 はじめに

●『黄海文化』『前夜』共同企画

金明仁 鄭根埴 高橋哲哉 中西新太郎 日本と韓国――二つの国家、差異と連帯

●連載

中野敏男 植民地主義批判と朝鮮というトポス 「日本の戦後思想」を読み直す8

宋連玉 凍結された悲しみ 黄庚任さんの解放前後史 近現代を生きた朝鮮の女性たち9

君塚仁彦 殺された場所と生まれた場所 東北アジア・「歴史を逆なでする」博物館9

金惠信 植民地主義のイコン8

●小説

ガッサーン・カナファーニー(訳・解題 岡真理) ハイファーに戻って1 

目取真俊 眼の奥の森 第9回

●前夜ブックガイド 「移動と記憶」

●前夜映像ガイド 「表現の獲得」