●前夜のことば
高和政 苛立ちのなかで
●エッセイ
川満信一 吃音のア行止まり
高橋哲哉 敵は幾万ありとても……
●特集 「格差社会」の深層
中西新太郎 「格差社会」論は何を見ないか
前夜公開セミナー
竹内章郎 聞き手・中西新太郎 〈能力の共同性〉をもとめて
小野祥子 *読書ノート『いのちの平等論』を読む
●インタビュー
金夏日 聞き手・高和政 われは黙(もだ)さず 在日朝鮮人ハンセン病回復者のうた
*金貴粉 *解題 在日朝鮮人とハンセン病
●再読・三読
朴湘錫 (解題 金貴粉) 外国人H氏病患者の所内における生活実態について
●インタビュー
劉彩品 聞き手・鄭栄桓 私は「反日」と言ってはばからない 七〇年入管闘争の経験から
*鄭栄桓 旅券なき者たち 東アジアにおける移動の「格差」について
●論考
山口正紀 メディアがジャーナリズムであるために「記者の問題」として考える「メディアと人権」
寺中誠 「反テロ」を口実に広がる差別的な国境政策
清末愛砂 〈人身売買〉考察 奴隷状態に置かれてきた女性たち
飛幡祐規 みんなで夢をReve generale フランスのCPE闘争がもたらしたもの
戸室健作 製造現場における暴力と排除 トラック製造会社の請負労働者として
大森直樹 「産業・教育資料室 きねがわ」のめざすもの 東京墨田の人権教育の試み
●前夜書評
趙慶喜 『解放前後史の再認識』1・2 朴枝香・金哲・金一栄・李栄薫 編著
池田逸子 『ジプシー・ミュージックの真実』 関口義人 著
浅野麗 『資料 日本ウーマンリブ史』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 溝口明代・佐伯洋子・三木草子 編
●前夜映画評
山内小夜子 『出草之歌』 監督 井上修
佐々木有美 『サクリファイス』 監督 E・アンドレオリ W・チェルトコフ
『ポイズン・ダスト』 監督 S・ハリス
清末愛砂 『アルナの子どもたち』 監督 ジュリアノ・メール・ハミス
●前夜リレーエッセイ
安里英子 ヤボネシア論と反復帰論の現在
●前夜インタビュー
ジュヌヴィエーヴ・フレス 聞き手 金富子 フェミニズム 理論と実践の間で
金東椿 聞き手 須永陽子 民衆と社会変革への省察 韓国・過去清算の現場から
*李昤京 「沈黙」を破って
●世界の文化運動から7
清末愛砂 「新しいメディアと社会変革」をめぐって香港で国際会議
●エッセイ
ピーター・バラカン 今日の魂(ソウル)を求めて ピーター・バラカンの語るソウル・ミュージック39曲
●連載
鎌倉英也 ゲンナの頬に「雨」が降る チェルノブイリ汚染地域を旅したクルー ドキュメンタリー・カメラの背後7
中野敏男 「方法としてのアジア」という陥弄 「日本の戦後思想」を読み直す7
宋連玉 歴史の証言者から「魔女」と化した「慰安婦」たち 近現代を生きた朝鮮の女性たち8
実村文 ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー 「審判の日」忘却に抗うために―世界の詩を読む⑥
君塚仁彦 水俣病歴史考証館 東アジア・歴史を逆なでする博物館7
中野英世 カメラマン中野英世の1シーン、1カット8 『ガータ パレスチナの詩』
金惠信 植民地主義のイコン7
●小説
陳映真 訳・丸川哲史、橋本恭子 趙南棟 第三章 趙慶雲 第四章 趙南棟
ガッサーン・カナファーニー 訳・解題 岡真理 悲しいオレンジの実る土地
目取真俊 眼の奥の森 第8回
●前夜ブックガイド 「ことばと差別」
●前夜映像ガイド 「セクシュアリティ・ジェンダー」
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